レースにも様々な種類がありますが、
代表的なものを製造機械別に紹介します。
エンブロイダリーレース
Embroidery Lace
エンブロイダリーレースは、刺繍機によって、生地に刺繍加工を施したものであり、その中には、生地がそのまま残ったもの、孔のあいたもの、生地が完全に溶解されて刺繍糸だけが残ったもの(ケミカルレース)があります。
リバー レース
Leavers Lace
リバーレースは、組み紐や網をルーツとするレースで16世紀のヨーロッパで生まれました。1813年に英国人ジョン・リバーによって原型となる機械が発明され、その名の由来となっています。1万本以上の柄糸や芯糸が、それぞれのボビン糸に絡み合って、繊細な組織を作ることで、最も手工レースに近い機械レースといわれています。
ラッセルレース
Raschel Lace
ラッセルレースは、経編機によってつくられ、柄模様は編み組織からできています。ラッセルレース機は近年急速な技術開発が行われ、柄出し範囲が著しく広がり、リバーレースにも劣らない繊細で高品位なレースが作られています。
トーションレース
Torchon Lace
トーションレースは、左回りのボビンと右回りのボビンを8の字型に回転させ、各々に巻かれた糸を交錯させながら、ジャガード装置によって柄を作り出す細巾の組みレース機です。